角質層が荒れると肌がボロボロ?その原因と役割とは?

角質層の正常な働きが、きれいな肌を維持することに欠かせない働きをしていることを知っていますか?

普段のスキンケアで、角質層を意識してケアすることは少ないと思いますが、美しく健康的な肌をつくるには角質層がポイントなんです。

今回は角質層の役割などを詳しくご紹介していきます。

角質層とは?

肌断面図

人の皮膚は大きく分けて、肌表面から順に「表皮」・「真皮」・「皮下組織」から成り立っています。「角質層」があるのは、表皮の最も外側の部分になります。

角質層を含む表皮は、そのほとんどが角質細胞からできていて、細胞分裂を繰り返しながら徐々に肌の表面に移動します。最終段階の角質層まで移動した後、一定期間経過すると角質となって剥がれ落ちます。角質細胞が角質層まで移動して剥がれ落ちるまでをターンオーバーと呼んでいます。

角質層は、角質細胞角質細胞間脂質で形成されています。角質細胞はレンガブロックのように何層にも積み重なっていて、その隙間を角質細胞間脂質が埋めています。角質細胞が何層にも積み重なった角質層は、0.02mm程度の薄さでできています。

また、角質層では保湿の要になる、角質細胞全体の重さの約30%を占める「NMF」と、角質細胞間脂質の約50%を占める「セラミド」が作られています。

角質層の役割

肌への刺激

肌の外側にある角質層は体全体を包み、外部からの刺激や体を守るためのバリア機能として働きます。このバリア機能が働いているおかげで、トラブルのない健康的な肌を維持することができています。

バリア機能

角質層はサランラップほどの厚さしかありませんが、セラミドは水分と脂質を交互に重ねるラメラ構造になっています。このラメラ構造によって、角質層は高いバリア機能を発揮することができます。

そのため、角質細胞と角質細胞間脂質が隙間なくきれいに並び、正常に機能を働かせることで、紫外線やウイルスなど外部から侵入してくる刺激に対して肌を守る働きをしてくれます。また、細胞同士が隙間なく並ぶことで蓋の役割を果たし、体内の水分が蒸発することを防いでいます

バリア機能が働いていないと、刺激に弱い敏感肌になったり、紫外線の影響を受けやすくなるためシミシワができるなど様々なトラブルの原因に繋がります。

水分保持機能

肌の水分を維持するのに欠かせないのは、適度な皮脂セラミドNMFです。この3つの要素がバランスをとることで肌の水分量がコントールされます。角質層は十分に潤った状態になると初めてバリア機能を正常に働かせることができます。

セラミドは、強力な水分保持機能を持っています。その能力は湿度0%だとしても肌が乾燥しないほどです。また、NMFは、アミノ酸・乳酸ナトリウム・尿素などの保湿成分でできていて、自身の4倍もの水分を吸着する力があります。皮脂は角質層の上に薄い膜を張り、肌表面の水分蒸発を防ぎます。

角質層が乱れる原因

肌荒れに悩む女性

角質層が乱れる原因には一体なにが関係しているのでしょうか。角質層が乱れた状態とはつまり、ターンオーバーが乱れた状態です。

ターンオーバーが乱れる原因は大きく分けて、体の外から受ける刺激と、体の中から受ける刺激が考えられます。

体の外から受ける刺激

紫外線乾燥した空気間違ったスキンケアなどが外部からの刺激として挙げられます。

紫外線の刺激は強力で、肌の表皮を通り越し真皮にまで到達します。肌の表皮では紫外線から受けるダメージはから肌を守ろうとしてメラニンがつくられます。それでも肌を守ることができない場合、角質層はダメージを受けてしまいます。傷ついた角質層は修復しようとしてターンオーバーを早めます。その結果、バリア機能を果たすことができない成長が未熟な角質細胞が肌の表面に出てきてしまいます。

空気が乾燥すると肌の水分バランスが崩れて乾燥肌になります。角質層は適度に潤った状態にあると細胞分裂を繰り返し、正常なリズムでターンオーバーが行われます。肌が乾燥するとこの動きが鈍くなり、剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残ってしまいます。

洗浄力の強いクレンジングや洗顔のしすぎによる間違ったスキンケアは、水分保持に必要なセラミドやNMFを洗い流してしまいます。皮脂は洗い流しても比較的すぐに回復しますが、セラミドを含む角質細胞間脂質は回復するまでに時間が掛かってしまいます。

体の中から受ける刺激

体の冷えホルモンバランスの乱れなどが内部からの刺激として挙げられます。

体が冷えると血流が悪くなります。血液は体の隅々にまで栄養を届けてくれる役割をしているので、血流が悪くなると栄養が行き渡らず栄養不足になります。これは肌にも言えることです。栄養不足が原因でターンオーバーが乱れたり、老廃物の排出がうまくできずに肌に不要なものが溜まりやすくなってしまいます。

ホルモンバランスの乱れもターンオーバーの乱れに関係しています。寝不足ストレスでホルモンバランスが崩れると、ターンオーバーを促進し正常化する卵胞ホルモンが減少してしまいます。ターンオーバーを促進するホルモンの減少によりターンオーバーが遅くなり不要な角質が肌に溜まりやすくなってしまいます。

まとめ

きれいな肌を作るには角質層の正常な働きが重要になります。傷つきやすい角質層ですが紫外線対策やスキンケアなど、ちょっとした注意で角質層を守ることができます。

角質層が肌を健康的で美しくしてくれる役割を果たせるように、日頃のケアを見直して美しいを手に入れてみてはいかがでしょうか?

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